nendのスマホアプリ開発入門

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flutter環境構築(Windows編)


1. Windows の環境構築をしよう

  1. Flutter SDK をダウンロード まずは Flutter SDK を公式 HP からダウンロードします。下記 URL にアクセスし、Flutter SDK をダウンロードしましょう。

docs.flutter.dev

ダウンロードしたファイルを Zip 形式になっているので解凍した上で、Local Disk 直下の開発用フォルダに配置してください

ここでは sdk という名前でフォルダを作成し、その直下に解凍した flutter フォルダを配置しています

  1. PATH を通す コマンドラインから flutter フォルダにアクセス出来るように PATH を通します

まず検索欄からenvと検索して、コントロールパネルを開きます

次にAdvancedのタブを開き、ウィンドウ下部にあるEnvironment Variablesをクリックします

次にPathを選択し、Editをクリックします

Newをクリックし、先ほど作成した flutter フォルダ内の「binフォルダ」のパスを入力します

ファイルのパスを確認する 最後に下記コマンドを実行し、パスが表示されれば設定成功です

$ which flutter

3.Android Studio のセットアップ こちらの公式サイトからAndroid Studioをダウンロードします

利用規約文末の同意にチェックを入れ、ダウンロードを押します

ダウンロードが完了したら、ダウンロードしたファイルをダブルクリックしてインストールを開始します

Android Studio の設定とインストール 次に Flutter を使う為のプラグインAndroid Studio にインストールしましょう

Flutter プラグインをインストール 最後にコマンドラインから Android を実行する為のAndroid SDK Command-line Toolsをインストールします

Android SDK CLI をインストール これで Android Studio のセットアップは完了です

  1. flutter doctor Android Studio と Xcode の設定が完了したら以下コマンドを実行してみましょう

$ flutter doctor

flutter doctorコマンドでは Flutter SDKDartAndroid StudioXcode など Flutter 開発で必要とされるツールの設定状況を確認する事が出来ます

末尾に-vを付ける事で詳細な情報を表示してくれるので、エラーが発生しているような場合はflutter doctor -vで詳細を確認してください

! この時点で各々の PC 環境によって様々なエラーが発生する事があります。いくつか代表的なエラーを記述しますが、ここにないものがあればコメントいただければ、可能な限り追記します。

エラー:Java が実行できない ここまで来ればもう一息です。

  1. Android License の設定 flutter doctorコマンドを叩いた際に Android toolchain に以下の様に!マークでメッセージが表示されていると思います。

最後にこの android license を設定しましょう

メッセージの指示通り、ターミナルから下記コマンドを実行しましょう

$ flutter doctor --android-licenses

すると下記の通り、いくつかのライセンス契約書を確認する様に求められるので y を入力した後 Enter を押して進みます

Review licenses that have not been accepted (y/N)? y

すると5枚ほどライセンスの確認書類が表示されるので全て y を入力して Enter で承認します

通常のターミナルに戻ったら設定完了です

  1. 必要な項目が Green になれば終了!🎉 最後にもう一度flutter doctorを実行し、Flutter、Android toolchain、Android Studioなどの項目に緑色のチェックが入っていれば 完了です。

ChromeVisual Studioについては必要になった際に適宜インストールしてください。


2.dartプログラムの作成とテスト

2-1. Dartのプログラムを試す:

https://dartpad.dev/?

1.1. DartPadを使う:

dartpad.dev

DartPadはWebブラウザで動作するDartのオンラインエディタで、インストールが不要です。 DartPadにアクセスして、プログラムを入力し、実行してみましょう。

1.2. Flutterの環境を利用する: ターミナルやコマンドプロンプトを開き、新しいフォルダを作成して移動します。

mkdir dart_sample
cd dart_sample

その後、以下のようにDartのファイルを作成します。

echo 'void main() { print("Hello, Dart!"); }' > main.dart

そして、以下のコマンドでDartのプログラムを実行します。

dart main.dart

"Hello, Dart!"と表示されれば成功です!

2-2. Android Studioでのテスティング

  • 2.1. Android Studioを起動します。

  • 2.2. "Start a new Flutter project"を選択します。

  • 2.3. "Flutter Application"を選択して"Next"をクリックします。

  • 2.4. プロジェクトの名前や場所を設定します。例: 名前を"my_simple_app"として"Next"をクリックします。

  • 2.5. いくつかのオプションが表示されるので、デフォルトのままで"Finish"をクリックします。

  • 2.6. しばらくすると、新しいプロジェクトが開始されます。中心にはmain.dartというファイルが自動的に開かれるはずです。これがアプリのメインファイルです。